「パッシブ」という考え方Column

「パッシブ」という考え方

自然の力を取り入れて、快適な生活を送るための考え方の一つに「パッシブ(受動的)」という言葉があります。
アクティブの反意語で使われますが、「熱や力をそのまま利用し、環境を汚さない」という意味もあります。

具体的には、風の力を利用して走るヨットや人間の力で走る自転車など。乗り物に限らず、打ち水をして涼を得たり、昼間干した布団で夜暖かく眠るのもパッシブのあり方といえるでしょう。

このような考え方は「技術の進化を否定して、昔の生活に戻る」のではなく、自然とより深く関わることによって得られるものを大切にしたほうが、機械や化石燃料に頼るよりも心地よい暮らしができるという考えに基づいているのです。

太陽が暖かい。吹く風が心地よい。
鳥のさえずりや虫の声が気持ちいい。そうしたものを、閉ざす方向ではなく、親しみながら活かし、パッシブな生活を愉しみたいものです。

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