お客様紹介

木の住まい仕様の家
森と暮らす里山住宅

【シリーズあれから3年】

 2階リビングの里山住宅です。家の中からの景色は高さに応じて、三段階の目線があると教わりました。地面から順に例を挙げれば、犬の目、猫の目、雀の目と言った具合に。あえて2階に持ち上げたリビングは、少し優雅な猫の目線が愉しめます。丘の上に建つ立地がゆえの空が抜ける様は、さながら雀の目線とも言えるかも知れません。

 リビングを持ち上げた理由は、景色を愉しむことだけではなくて、南側隣地の建物のありようによって、日当たりが悪くなることを避けるためでもあります。旗竿敷地と呼ばれる南側道路から奥まった敷地が悪さをしないように、建物を北側に寄せて、奥行きが浅く、間口が広い総二階の建築としました。

 太陽の熱や光を享受するパッシブデザインを要に、隣地がつくる影に入らないように、2階にリビングを持ち上げたのは、街中での狭小地における設計活動の賜物だったりもします。床を持ち上げただけで太陽に近くなり、昼間に照明いらずの昼光利用や、冬の豊かな播磨の日射しを取り込む日射取得など、たくさんの恩恵を得られます。

 一方で大借景を取り込むために、敢えて北側に大きな窓を取り、ある意味で型破りをしているのは、ここにしかない立地を最大限に生かすため。風土を家の中まで招き入れて、大屋根の下に内包する。その代わりに、すべての窓にハニカムサーモスクリーンと呼ばれる断熱カーテンを設えて冬の寒さに備えています。

 1階はというと、南面した内縁沿いに個室が並び、濡縁を介して庭へと繋がる様は、陽あたりよく風通しよく、日本家屋のあらまほしき姿です。冬の日射取得を果たす大きな窓には、格子雨戸を備え、情緒を深めながら、夏の日射遮蔽として活躍します。

 太陽の熱を享受しながら、夏の暑さ対策も抜かりなく、それでいて奥ゆかしく、性能と情緒の両立を実践しています。目下、この家の小さな住まい手たちは、広い空を日々眺めながら、大きく翔び立つまでの大切な家族の時間を謳歌してくれています。

[設計・施工]
ひょうご木のすまい協議会 正会員
株式会社 大塚工務店

私たちが木の家をかたちにいたします

兵庫の木で作る注文住宅は、私たちが作ります。また、兵庫県のバックアップをうけ「県産木造住宅10倍増作戦」で兵庫県産木造住宅・木の家をご提供。

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